【父を選んで生まれてきた私】
父は本を読むのが趣味で頭がとても良い人でした。
不思議だったのが会社の人を良く家に連れてくる人でした。
家に来る人は父を多少なりとも気に入っているようで口々に仕事がとてもできて
職場でも憧れる存在だと言っているのを聞いていました。
憧れる存在というのは社交辞令もあると思いますが。
父は大学中退で働いていましたが、途中外資系の大手の保険会社に就職して
そこから実績を上げていたと聞いているので仕事に対してはとても結果を
出している優秀な人ではあったようです。
そんな話を聞いていたので、私は父には似ても似つかないと思っていました。
ただ私が父に似てしまったなと思うのは、これと自分で決めると揺るがないこと、
要は頑固なところと真面目で融通が効かないところも。
父は会社の人や家族以外の人とのコミュニケーションがとても上手い人でしたが、
私は正反対で人とコミュニケーションを取るのがあまり得意ではありませんでした。
実際のところ父親の本音の部分は分からず、友達がいたのかも定かではありません
でしたが、コミュニケーション上手と言うより話し上手なのは事実だったので、
そんな父のようにはなれないという思いがあり、そこから私はコミュニケーションが
苦手と言う観念を持ったんだ思います。
エンディングノートは私が考える父の思いの答え合わせだけでなく、
父の経験から学ぶための教科書になってくれました。
父を選び生まれてきた私が生まれる前に書いたシナリオで父に演じてもらった役柄は、
私に人との関わりについて深く考えさせるためのものだったと思います。
父が最後にどんな思いでこの世から離れて行ったのか気になりましたが、
そんな役を演じ終えたのできっと体から離れていったのだと感じました。
そんな父に今では本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
【ありのままの自分を受け入れること】
私は感情表現も人からは分かりにくいタイプで、自分から目立つことはしない、
誰かがやっているとスッと自分は引いて、その人を優先させるそれが自分らしいと
思っていました。
例えば誰かがおしゃべりしていれば聞き役に、すごく気が利いて親切な人がいる時
は裏方に回る、人がやらないこと、見てないけど役に立つことをするのが好きでした。
それが私らしさだと思っていたからです。
今思うと私だけの視点と捉えることもできました。
以前はそのオリジナルの私を変える必要があると思っていましたが、
そこは個性として無理に変えなくて良いと考えられるようになり、
自分の個性として生かせば良いのだと気づきました。
また、勤めていた会社で私が抱えていた社会ストレスには自分を表現したり、
本音を言えなくなり我慢する環境にいたことだけではなく父の存在が影響していたこと。
魂の目的を果たすための出来事が今まで起こっていたんだと気づくことができました。
その目的を乗り越えることが私の生きていく上でとても大きな学びになり、
幸せに繋がるのだと今は実感しています。
自分が一番に幸せになるのに必要であれば前に出ることもあるだろうと思います。
そのためには自分一人で何かを成し遂げようとするのではなく、
人との関わりに興味を持ち自分から人に関わっていくことが必要だと思いました。
そして人の人生に関わりその人が最高に輝く道を手に入れるお手伝いをすること。
その役割を担うことができるのがスピリチュアルライフコーチだったんだと思います。
私は、スピリチュアルライフコーチと言う職業に出会い、
自分を変えたわけではなく意味づけを変え、意識を書き換えて自分を信じ諦めずに
行動することを学び、できることから実践して来ました。
そうすると自分の周りの環境は180度良い方向に変わリました。
自分のやりたいことができ、会いたい人に出会えるそんな奇跡がたくさん起こるように
なりました。
今では周りには私の好きな人がたくさんいます。
そんな素晴らしい経験ができたからこそ、
それをお話しすることで少しでも誰かのお役に立てるのではないかと考えていますし、
そうできたら幸せだと思っています。
自分が一番に幸せになることに力を注ぎ、溢れた幸せが周りを更に幸せにすることに
繋がります。
そのためには、自分と向き合って自分の魂の目的を知ることが必要だと感じています。
最後に、父は私の書いたシナリオの役柄を見事に演じてくれました。
そんな父に感謝の気持ちを込めて、お父さんありがとう!!
そして父は今大好きな宇宙に帰って思い切り楽しんでるのだろうと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました💕